今年も残すところ、あと少しとなりました。
ペットバード∞ペペでの営業も、あと1年3ヶ月となり、その後のことを色々と考えてきました。そして、その後の姿が少しずつですが、固まってきました。
昭和60年頃から趣味として、本格的に飼い始めたのが十姉妹と記憶しています!
ペットバード∞ペペを閉める一番の理由として、私自身が高齢者のため、いつ病気等で小鳥の世話が急に出来なくなることを考えてしまうからです。
何年も前から、いつも頭の中で考えてきました。そして、最近出した結論は、飼育数を減らして、趣味として飼い鳥生活を楽しんでいこうと言うことです。
その理由として、私が急に病気になり、小鳥の世話が出来なくなった時に、いつでも直ぐに連絡をすれば、私が飼育している小鳥全部を、引取りに来てくれる所が見つかったからです。
そのため、今年の夏から今にかけて行なったことは、自宅で飼育していた約60カゴ、十姉妹等約200羽を減らしたことです。今までは、自宅と山の繁殖場の二ヶ所で繁殖を行ってきたのですが、来年からは山の繁殖場のみで繁殖を行っていこうと考えています。そして、4月から一年間をかけて、趣味として楽しんでいけるように移行して行きたいと思っています。ただ、趣味に移行しても経費等を捻出する方法を探したいと思っています。
そのため、趣味として繁殖をした小鳥で、余剰鳥が出来た場合は、里親を探して譲っていこうと考えています。詳細は後日改めて掲載します。
来年の4月から一年間は、いつも通りの販売を行いますが、自宅で行っていた繁殖分が3割ぐらい少なくなると予想されます。そのため、販売価格の値上げを予定しています。また、感謝セール等は行わず、趣味への移行にエネルギーを注ぎたいと思っています。
まだまだ、煮詰まっていないことも多々ありますが、今一度、初心に戻り、楽しめる飼い鳥生活を探して行きます。
これかろも、よろしくお願いします。
過去の新着情報!
今回の思い出の新着情報は、2016年4月26日に掲載しました、遺伝子の多様性について!!です。
※2016.4.26掲載
遺伝子の多様性について!!
昨年の夏から今年の2月末迄に使用した胡錦鳥の種鳥たち
左側が♂で右側が♀です。ノーマル以外はすべて異色交配をしました。
4月の始めに、高知県のM氏が「小鳥の楽園」を見学にこられました。M氏は長年、生き物に関する職業に従事され、今年の3月に定年退職を迎えました。(お疲れさまでした!)
M氏は退職後、長い間暖めていた夢を実現しようと、現在準備中とのことです。その一部の夢に胡錦鳥の繁殖とアフリカフィンチの繁殖を挙げられ、熱く語られていました。(M氏は、私と一緒で何でも飼いたい病の保菌者だそうです。)
長年に渡り、生き物に関する仕事に携わっていたM氏は,遺伝に関する勉強もしっかりされ、知識がとても豊富で、いろいろと教えていただきました。
その中で、一番印象に残っているのが、健康で丈夫な小鳥を作るには、遺伝の多様性を出来るだけ確保していくことが、大切だと力説しておられました。
例えば、胡錦鳥のブルーがよく弱いと言われるのは、近い血統のブルーどうしの交配を行い、遺伝の多様性がノーマルに比べて劣っているからです。
それでは、遺伝の多様性を確保するには、どうすべきか?
第一に、別々の系統の小鳥を揃えることです。一方は、国内で繁殖した小鳥を調達し、もう一方を外国で繁殖した小鳥を使用することです。
第二に、劣性遺伝子(ホモ)どうしの交配は避けることです。ブルーの遺伝子は劣性ですので、ブルーどうしの交配は避け、まずブルーとノーマルを交配して、スプリット(ヘテロ)を作り、ブルーとブルースプリットを掛け合わせると、ブルーどうし掛け合わせより、遺伝の多様性が確保できるわけで、私の尊敬する飼鳥家H・I氏がよく言われている、異色交配も同じ理屈であるように感じました。
ただ、ブルーどうしの交配でヒナを取ったと、何人の人から聞いたことがありますが、その組み合わせは、たまたま繁殖出来る範囲の、遺伝子の多様性を持ったペアであっただけで、それを繰り返して交配して行くと必ず繁殖数は減っていき最終的には繁殖出来なくなると、M氏の話を聞いてそう思いました。
このことは、他の小鳥すべてに言える事で、ひいては、動物すべてに言えることだと感じました。M氏の話は、とても勉強になりました。どうも、ありがとうございました。
しかし、書いた内容が、M氏が言った内容と違っていた場合は、改めてご指導をお願い致します。(本当に濃い内容でした!)
追伸
・9月から繁殖を行っていますが、なかなか思ったように行かず、ペアを変えたり繁殖環境等の見直しを行っています。これから、益々寒さが厳しくなってきますが、前向きに挑戦して行こうと思っています。
今月の一枚❣は休みます。
今回は以上です❣