前回の思い出の新着情報(2016年3月24日分、ヒノマル鳥の繁殖について)で、6枚の写真を掲載しましたが、説明文が掲載されていなかったので、今回改めて掲載をし、現在の繁殖方法などを述べてみます。
※2016.3.24掲載
昨年の12月に種鳥を追加購入して、オスとメスに分けて観察を行ってきました。
そして、3月6日に4ペア(山の繁殖場でペアリングを行う)、3月11日に2ペア(自宅のバードルームでペアリングを行う)、計6ペアを組み繁殖を始めました。
ただ、ヒノマル鳥のオス・メスの判別は、時間をかけて観察をしてきましたが、6ペア共全部ペアになっているか、自信は有りません。
それから、私が一番にしたことは、巣草を6ペア全部にたっぷり与えて、様子を見ることにしました。1日か2日で、すべて丸巣に運んでいるものもあれば、1週間程かけて完成さすペアもあり、まちまちです。
次に、ヒノマル鳥の発情を促すために、アワ玉・エッグフード・ミルウォームを与えて経過観察を行っています。
私的には、2ペアから3ペアが産卵をして、有精卵が取れれば「OKです!」どのような結果になるか、楽しみいっぱい不安ちょっぴりです。
3月22日現在、1ペアが産卵(5個)を行い仮母十姉妹に預けています。
10月の最初にペアリングをした、とても期待しているヒノマル鳥のペア!
今年の3月から、ヒノマル鳥5ペアを組んで繁殖を行い、6月末までに7羽のヒナ鳥を得ることが出来ました。しかし、5ペアの内繁殖中に4羽のメス親が落鳥してしまいました。私も原因がつかめないままでいる時に、ヒノマル鳥の繁殖に携わっている、M氏よりメザシ餌を与えてはどうかとの、貴重な助言を頂き、すぐにキビを取り寄せメザシ餌を作り与えてみましたが、私が思っていたような感じにはならなかったので、もう少し様子を見てみようとの結論になりました。
今回繁殖できた7羽のヒノマル鳥!(2022.10.22撮影)
そして、ヒノマル鳥の観察をじっくり行いました。一番の特徴は胡錦鳥と比べ運動量がとても激しく、身体も大きくありません。そこで、カロリーの高い餌を与えるのが良いのではないかと、考えるようになりました。今までは、胡錦鳥に与えていたアワ玉を同じように与えていました。胡錦鳥はそこそこ食べていたのですが、ヒノマル鳥はほとんど食べていなかったように思います。
そこで、アワ玉の代わりにエッグフードを与えたところ、とても興味を示し、よく食べているように感じています。それに加えて、カナリヤシードを別の餌入れに入れて与えています。
現在、ヒノマル鳥は7羽のヒナ鳥を含め、13羽いますが、すべて良い状態で過ごしています。そこで、1羽残っていたヒノマル鳥のメスがとても良い状態なので、10月の最初にペアリングを行い様子を見ていますが、巣草をわら巣に持ち込み、期待しています。
これからも、観察を十分に行い、来年の1月から今年取れたヒナ鳥等を使い、再度ヒノマル鳥の繁殖に挑戦したいと考えています。前回(2016年3月24日分ヒノマル鳥の繁殖について)の経験も活かし、今回は、繁殖スペースを今迄の広さの倍ちかくにして、挑戦してみようと楽しみにしています。
過去の新着情報!
今回の思い出の新着情報は、2016年6月28日に掲載しました、仮母について!!です。
※2016.6.28掲載
仮母について!!
前回4羽の胡錦鳥と3羽の胡錦鳥を育て、今回カノコ雀4羽とコモン鳥3羽を育てた仮母十姉妹!
仮母と一口に言っても、いろんなパターンがありますが、今回は胡錦鳥・ヒノマル鳥・カノコ雀等自育が難しいフィンチを、仮母を使って繁殖をする仮母について、私の経験を基に書いてみたいと思います。
まず結論から言うと、仮母は十姉妹に限ると言うことです。
私は二年前に、仮母十姉妹が足らなくてキンカ鳥を仮母にして胡錦鳥を繁殖したことがあります。その時は6ペアを使用したのですが、その内の2ペアが2羽づつ育てあげたのでキンカ鳥もフィンチを育てる仮母に使えるのではないかと考えました。なぜなら、キンカ鳥はオスとメスの判別が外観で分かり、給餌力も旺盛であったからです。しかし、性格は温和な十姉妹に比べて、少しキツイように感じました。
そのせいか、安定した結果は得られませんでした。コモン鳥もキンカ鳥に卵を託して試してみたのですが、一回目は何とか育てたのですが、二回目は途中で育てるのを止めました。少しキツイ性格のキンカ鳥よりも、温和でおおらかな性格を持った十姉妹が仮母に一番適していると思いました。
ただ、十姉妹にもいろんな個性があり、仮母に適した仮母十姉妹を作り上げることが、一番大切であると考えています。
仮母十姉妹の適正について、いろいろな意見があります。例えば、一色物の十姉妹がいいとか、一度繁殖経験のある十姉妹がいいとか、全く繁殖経験のない十姉妹がいいとか、等々まだまだありますが、全部間違いではないと思います。
一番いけないのは、仮母十姉妹はこうであると、決めつけてしまうことではないでしょうか。私の所では、数ペアがいろんな種類(胡錦鳥・ダイヤモンドフィンチ・コモン鳥・カノコ雀)のフィンチを、安定して育て上げています。このペアたちは、回数を重ねるごとに子育てが上手になり、仮母として進化しているように思います。
私は、全ての種類のフィンチを上手に育て上げる仮母十姉妹を作るのが目標です。温和な性格で多様性を持った十姉妹は無限の可能性を秘めた飼い鳥です。
ヒノマル鳥のヒナ2羽とわが子3羽を一緒に育てた上手な仮母十姉妹!
追伸
・10月に入り、山の繁殖場の裏にエサ台を作り、ヒマワリの種子を置いたところ、ヤマガラがすぐにエサ台に集まり、5羽ぐらいがヒマワリの種子を頻繫に持っていきます。一番驚いたのは、ヤマガラは人をまったく怖がらないことです。
人懐っこいヤマガラ!(2022.10.12撮影)
今月の一枚❣
・9月4日に、胡錦鳥の卵を托卵していたのですが、10月半ば過ぎに4羽のヒナ鳥が巣立ちしました。
今回、最初に巣立ちした胡錦鳥のヒナ鳥4羽と仮母十姉妹!(2022.10.22撮影)
今回は以上です❣